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【コラム】消えていく定番話題「無人島に本を1冊持っていくとしたら?」
2020/06/04 更新先日、後輩の部下と居酒屋へ出かけた。酒を飲みながら、人生で感動した本の話題になった。

そこで私は、部下に
「もし無人島に本を1冊持っていくとしたら、どれにする?」
と聞いた。

以前なら、本好きの人にとりこの質問は非常に頭を悩ませる問いかけだった。

しかし、今やどうだろう。
私の問いに、後輩部下からは失笑が漏れた。

「先輩、何を言ってるんですか! もう10年近く使っているボクのiPadには、書籍なんて10万冊は軽く超えてますよ。いまどき無人島でさえ無線回線は拾えるから、無人島に本を1冊だなんて愚問愚問」

私は、店員に注がれる日本酒を目にしながら、かつての光景を思い浮かべていた。

「ボクは源氏物語かな。波の音を聞きながら、宮廷生活を夢想するのは悪くないよね」
「私は、子どものときに父親に買ってもらった『ピカソ画集』」
「オレは手塚治虫の『火の鳥』だね。失敗して落ち込んだときは、かならず鳳凰編を読んでいた」
などなど、話題に花が咲いたものだ。

もう、それも昔。
無人島へ持って行くために本をわざわざ1冊だけ選ぶなんて、無意味な行為なのだ。

そう言いながらも、私は家電量販店で来月発売する『iPad SHD』を予約し、いまから手にするのが楽しみだったりする。

ソーラー充電を備えた『iPad SHD』さえあれば、電池の心配もいらない。

『iPad SHD』78000円から(初回出荷分の予約は終了)。
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