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- 【コラム】美人OLかと思ってナンパしたら、ロボットだった
- 2020/10/19 更新先日、東京・恵比寿を歩いていると、目の前に髪の長い黒髪の女性が、スーツを着て歩いていた。
私は人生でこれまで3度、路上で声をかけたことがある。
1度目は、雨降る新宿でハンカチを落とした女性。
2度目は、宮城県のとある山間部で道に迷ったとき。
そして今回が3度目である。
私は路上をスタスタと髪を揺らして歩く女性に惚れてしまい、意を決して
「すいません! あなたはタレントの綾瀬はるかさんですよね! 握手してください!」
と声をかけてみた。
すると女性は私の思惑通り、ややはにかみながら
「いえいえ、私は、そんな・・・事務ですから」
と答えた。
私はたたみかけるようにして
「DNAレベルでは、あなたと綾瀬はるかさんは同一人物です!」
「もしあなたが10代を原宿で過ごしていたら、絶対にホリプロにスカウトされてました!」
「私は、生まれて始めて『美しい』という感情を人間に対していだきましたよ!」
とひたすらヨイショヨイショした。
そして、私は彼女と近くの喫茶店でお茶をすることに成功したのである。
私は彼女に惚れてしまった。
勢いあるうちに、すべてを完結せよ。
私の信念を貫き通し、温かいフレーバードティーを飲みながら、私は彼女へ
「好きです。ストレートに付き合ってください」
と告白した。
すると彼女の口から不気味な声が聞こえてきた。
「コーホー。コーホー。コーホー」
彼女の体からは白い煙が噴きだしてきた。
私はいったい何が起きているのか、理解するまでにしばし時間を要した。
つまり彼女は30分で電池が切れるロボットだったのである。
来年1月に、ロボットアイドルユニットがデビューするという。
日本のロボット技術も、ついにここまで進化したのだ。