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- 【金曜提言】3Dテレビとは、いったい何だったのか? 日本製テレビよ携帯電話と同じ轍を踏んではいけない
- 2020/08/13 更新揺れ続ける日本製テレビ製造メーカー業界を見ていると単純素朴な疑問が浮かんでくる。
テレビ製品を作っている人たちは、テレビ製品を通してユーザーをどうさせたいと思っているのだろうか?
売上が激減する日本製テレビの改革に向けて、各メーカーが結集し外部コンサルタントや著名デザイナーなど独立委員会を作り、テレビ製品の抜本的な改革案の検討を進めている。アップルTVを始めとした海外勢力への対抗策はもちろん、多機能低利用の構造や製品そのものあり方も論議していく構えだ。特に日本テレビ製造メーカーが力を入れてきた3Dテレビの反省をあらためて考えようというわけである。
そんな中でユーザーの声や製造メーカー現場作り手の考えはあまり伝わってこない。よく言われるように「物言う企画者や上役ほど、実際の製品を1秒たりとも触れていない」との反発も根強く、日本製テレビ製品そのものにはいったい何を必要として盛り込んだのか、よく分からない機能が多数存在している。
改革協議委員会も作られてしばらく経つが、これほどの危機に陥った日本製テレビをどう立て直すべきなのかをきちんと論じる声は、いっこうに聞こえてこないのだ。
日本製テレビ製品は、存亡の瀬戸際に立たされているのなら、ユーザー視点に立つ意見だけではだめで、ユーザー自身の生活そのものを変えるテレビ製造の改革案がもっと活発に論じらるべきではなかろうか。
業界メーカーは、ガタガタになった日本製テレビをそのままにしておいていいと思っているわけではあるまい。日本製テレビ再生に向け、独立委も含め建設的な意見をこぞって出していくのは、まさしく当事者としての義務であろう。
かつて、日本は携帯電話で最先端の技術を用いながら、業界鎖国状態で隆盛を極め、海外端末に一気にシェアを奪われた経験を持つ。日本製テレビも、同じ轍を踏んではいけない。